不眠症外来

INSOMNIA OUTPATIENT

不眠に関するお悩みお気軽にご相談ください

不眠症外来とは

寝つきが悪い、すぐ目覚めてしまう、再び眠れない、すっきり起きられない、寝足りないなど、睡眠に関するお悩みがある方のための診療を行っています。
十分な睡眠がとれていないと日中に過度な眠気に襲われてしまうことがあります。集中力が妨げられ、イライラするなどストレスもたまってしまう傾向があります。
こうしたことから大きな事故やケガにつながる可能性もありますし、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が低下してしまいます。
自己判断で市販薬の服用を続けているとかえって悪化させてしまうことがありますので、睡眠にお悩みがある場合にはご相談ください。

TROUBLE

不眠症とは

誰しも心配事があるとき・試験前日・旅行先などで「眠ろうとしても眠れない」という体験をもっています。通常は数日から数週のうちにまた眠れるようになります。
しかし、時には不眠が改善せず長期間にわたって続く場合があります。不眠が続くと心身に様々な不調が出現するようになります。不調は倦怠感・意欲低下・集中力低下・抑うつ・頭重・めまい・食欲不振など多岐にわたります。このように「① 夜間の不眠が続き」「② 日中にこころや身体の不調を自覚して生活の質が低下する」、この二つが認められたとき不眠症と診断されます。
 
不眠症の症状は、大きく4つに分類されます。

眠りにつけない症状。健康な人は消灯から入眠まで30分以内程度が一般的なところ、入眠障害だと1時間以上眠りにつけない状態を指します。

一旦眠りについても、夜中に目が覚めて再入眠ができない症状です。
中高年から高齢者に多く見られます。また、うつ病、睡眠時無呼吸症候群などが関係している場合もあり、注意が必要です。

予定時間よりも2時間以上前に目が覚めて再入眠ができない症状です。早朝覚醒は高齢者に多く、早寝早起きの高齢者が多いのはこれが原因であることが多いです。
また、うつ病の場合も早朝覚醒が見られることがあります。

眠りが浅く、十分な睡眠時間をとっても熟睡感が得られない症状です。
睡眠の量は十分でも、睡眠の質が良くないと疲れは取れず、かえって身体がしんどくなってしまうことがあります。
眠りの質が悪い原因には、睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害などが関係している場合があります。
また、熟眠障害は不眠症のほかに過眠症でも認められることがあります。

主な原因と治療内容

ストレス、うつ症状

真面目でストレスをため込みやすい人は不眠症になりやすい傾向があります。
抑うつ症状の一つとして不眠が合併することもあります。
このような場合は、睡眠剤の他に、抗不安薬や抗うつ薬による治療で奏効することが多いと考えられています。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が止まったり再開したりを繰り返すことで安眠が妨げられ、日中の倦怠感や眠気を引き起こすことがあります。
このような場合は、睡眠剤の他に自宅でできる簡易検査を行い、重症の方はCPAP治療の適応となります。
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レストレスレッグス症候群

夜になると足を中心に「むずむず」「じっとしていると非常に不快」といった異常感覚が出現し、安眠が妨げられてしまうことがあります。
このような場合は、睡眠剤の他にパーキンソン病に使う薬で奏効することが多いと考えられています。

カフェイン、たばこ、飲酒

カフェインやニコチンには覚醒作用があり安眠を妨げることがあります。
アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドにも覚醒作用があるため、寝付きがよく感じても良質な睡眠が取れていない可能性があります。
またカフェインやお酒は利尿作用もありトイレ覚醒も増えてしまうことがあります。

生活リズムの乱れ

交替制勤務や夜更かしなどによって体内リズムが乱れると不眠を招いてしまうことがあります。規則正しい生活を心がけましょう。

快眠へのプロセス